第1回:えるかふぇスタートします

「えるかふぇ」の「える」は「リテラシー(情報活用力)」「ラーニング(学習)」「ライフ(生活)」「リバティー(拘束されない自由)」などの頭文字Lであり、「考える」「見える」「理解を得る」の「える」でもあります。

東日本大震災と原発事故で信じていたものが信じられなくなったと言う人も多いと思いますが、それでは、どうやって信頼できるものを見つけていくのかというのは、私たちになげかけられた大きな問題です。これからの人生と家族、子どもを守るためにも、情報とどう付きあうか・・・もちろん情報を出す側もくふうしてもらわないとなりませんが、受け取る側も少しがんばっておく必要がありそうです。

ごく普通の、学校の勉強はあまり好きではなかったという人や勉強は好きだけど、実生活で上手くいかせていない感じがするという人も抵抗なく楽しく情報とのつきあい方を修得してできる場所があったらいいなと考えてえるかふぇをはじめることにしました。

「えるかふぇ」は「お茶会」と、「お話会」と「講演会」を企画主催します。

「お茶会」は緩くテーマを決めて、お茶を飲みつつ、集まった参加者が自由に話をしていきます。「ずっと気になってきたけど、今さら聞けない」疑問も参加者同士なら思い切って話せるかもしれません。お茶会は一回限りの自由参加ですが、気になったので次のお茶会までに調べてみたということであれば、ミニ発表も大歓迎です。
話が暴走しないように、なるべくコーディネーターを準備します。

「お話会」は情報の取り扱いが上手な専門家、なかなか話が聞けない専門家にお話をお願いするミニ講演会です。比較的少人数で聞きっぱなしにならないような雰囲気ですすめます。

「講演会」は年に一度はなるべくたくさんの方に話を聞いて貰いたい方をお招きして、中規模簿の会場で開こうと思っています。

「えるかふぇ」ができることなど限られていますが、このくらいなら自分でもできるかもと 思って集まりを開く方が増えていって貰えればと願っています。

「えるかふぇ」のアイディア自体も、震災後の放射能問題で小さな勉強会や自主講演会や車座集会を開いてきた皆さんの活動に学ばせていただいているからです。恐怖やパニックから距離を置くためには、ネットにだけ頼らず、ただエライ人の話を聞くのでもなく、昔学校で習ったことも思い出しつつ、一つ一つ自分で納得するまで確かめるしかないのです。
幸い私たちには本当のことを確認する手段としての科学があります。科学はそもそも現実を理解するための道具です。 「えるかふぇ」でみんなで科学の上手な使い方を覚えていきましょう。

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